Cosmetics

フランス人から頂いた思い出の香水

初めて香水をつけたのは17歳の頃。

六本木のディスコ(ネペンタだったかな)で知り合ったフランス海軍(ジャンヌダルク号の護衛艦)の人たちと仲良くなり次の日、横須賀に停泊中の護衛艦に友人と二人で招待されました。

あの頃はまだ日本も羽振りがよかったし、私もまだ若かったからこんなハプニングがたまにあって楽しかったなぁ。

今では3歩あるけば外国人に当たる東京ですが、1980年代はまだ外国人も少なかったのです。

半信半疑で横須賀港に向かいましたがちゃんと覚えてくれていて、案内された護衛艦の中はまるで映画の世界。周りはみんなフランス人だし。

ちょうどランチの時間で船員の方達と一緒にお食事させてもらいました。

その時初めて食べたタルタルハンバーグ(生肉のハンバーグ)が美味しかった。今思えばそんな環境で初めて生肉食べた私も恐いもの知らずだけど。

護衛艦に招待していただいたお礼に、翌日フランス人男性を友人と浅草へ観光案内しました。

たしか、お土産にお箸を買ってあげたかなぁ。そして別れる時に浅草案内のお礼にとイヴ・サンローランのOPIUMをいただきました。

コロンではなくパルファム。

すごーい太っ腹。10代だった私はもう一気に大人の気分ですよ。

だって生まれて初めての香水がフランス人からの頂き物だなんて。

オピウム。

オリエンタルでスパイシーなまさに大人女子のための香水。

しばらく使いましたがこの香りは私には着こなせない。

とても重厚で妖艶な香りは決して10代の女性には釣り合わない事に気付き、オピウムに負けない大人の女性、そう30代になるまで封印。。。

あれから30年以上経ちましたが未だに大人の女性になりきれていない。

30代なんて鼻ったれの子供みたいだったし。

大人にはいつなれるのか。

10代の頃は歳を重ねれば大人の女性になれると信じてました。でも年齢じゃないんですね。

その人の性格、思考、経験などが所作などに現れて大人の女性を作るんだわ。

未だにお酒飲みすぎて真っ裸で寝るような女はいつまでたっても大人の女性にはなれないのです。

 

さようなら。永遠に憧れの香水オピウム。

 

そのあとはYSL、CHANEL、Lancôme。

パートナーが変わる時にも香りを変えてます。香りと記憶って結びついてるから。なんか色々と思い出しちゃう。

で、今使っているのがこちら

Jo Malone ジョーマローン ブラックベリー&ベイ

今一番大好きな香り。しばらくこの香りに落ち着きそう。

 

トップノート: ブラックベリー
ハートノート:ベイリーフ
ベースノート:シダーウッド

 

商品説明

幼いころ夢中でブラックベリー摘みをした記憶。深く色づいた、酸味のあるブラックベリージュースに摘み取ったばかりの月桂樹の葉の爽やかなひねりと豊かに茂る草木のグリーンが躍動感を表現しています。さわやかで青々しい、男女ともに好まれる香りです。

試した時は私には甘いかなと思ってコンバイン用にイングリッシュペアー&フリージアも買ったけど、今はブラックベリーだけで。

はじめのベリーの甘さから次第に爽やかでスパイシーなベイリーフとシダーウッドの香りに癒されます。香水ではないので着けて数時間たつと香りも飛びます。

嗜好品なので好みは別れるのか「甘い香りかと思ったがスパイシーでメンズっぽい」とのレビューもありました。

甘すぎない。だから気に入ったのかな。

ジョーマローンで人気のイングリッシュペアーはすれ違った時の爽やかな香りに思わず振り返ってしまうイメージ。

ブラックベリーはベリーの可愛らしい響きとは逆に、凛とした大人の女性に似合うイメージ。

香りだけでも大人の女性の仲間入りしたいな。

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